安里氏が出馬表明 参院沖縄選挙区


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参院選出馬を正式に表明する安里政晃氏=31日午後、那覇市内の事務所

 7月の参院沖縄選挙区(改選数1)に自民党公認の新人として出馬を予定する社会福祉法人沖縄偕生会理事長の安里政晃氏(45)が31日、那覇市の選挙母体事務所で記者会見し、出馬を正式に表明した。

安里氏は「沖縄は課題が山積しており、未来に責任を持ち問題を解決しなければならない」と出馬について説明。「難題解決に取り組んできた先輩の努力・経験を継承し取り組みたい。県民の期待を背負い、未来の沖縄のために頑張る」と抱負を述べた。
 米軍普天間飛行場の移設については「ウチナーンチュの声を代弁し、県外を求めていく」と述べ、党県連と足並みをそろえて県外移設を求めると明言した。
 記者会見には選挙母体の「沖縄明るい未来を創る県民の会」会長の仲井真弘多知事、会長代行の翁長雄志那覇市長らが同席した。
 沖縄選挙区には社大党委員長の現職糸数慶子氏(65)も出馬する。
 安里政晃(あさと・まさあき) 1968年生まれ、那覇市出身。東京観光専門学校卒。県教育委員、日本青年会議所沖縄地区協議会長などを務め、自民党の候補者公募で選考された。祖父は社大党委員長、衆院議員を務めた積千代氏。