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与那国のため 真境名さん独自の太陽光発電製作中

与那国町の家屋に設置予定の太陽光発電設備を整備する真境名勝さん=5月30日、浦添市前田の真境名さん宅

 【浦添】元県立工業高校教諭で、自然エネルギー研究家の真境名勝さん(63)=浦添市前田=が、毎年台風による停電で不便を強いられる与那国町住民のために、独自の太陽光発電設備を製作している。同町住民の要望に応えるもので、「台風の時期に間に合わせたい」と急ピッチで作業を進め、6月下旬にも与那国島に渡り、設置工事に入る予定だ。

 真境名さんは工業高校教諭として教べんをとる傍ら、約40年前に独自に自然エネルギーの研究を始めた。「オイルショックがあり、エネルギーの重要性を実感した」と風力発電の研究をスタートした。
 その5年後、中部工業高校(現美来工科)で太陽光発電に着手。その後二つの発電法を組み合わせるハイブリッドシステムの研究も始め、約15年前に新築した自宅は、沖縄電力の供給する電気とは別に、照明を自家発電でまかなえるよう自前で整備した。
 メディアで紹介される真境名さんの暮らしぶりを見た、与那国町の住民から去る4月、停電時にも蓄電した電気で明かりをともせる太陽光発電の設置を依頼され、今回の発電設備製作となった。
 設置する日本メーカー製の太陽光パネルは、塩害に強くコンパクトで高性能だという。与那国島での台風に耐えるために空気抵抗を抑えつつ、パネルの過度な発熱を避け空冷できるよう、試行錯誤を重ねた。
 与那国での作業に向け真境名さんは「これで、ろうそくや懐中電灯がいらなくなればいいね」と力を込めた。

英文へ→Majikina contributes to Yonaguni Island with solar-energy generator