“マイサンゴ”元気か確認 石垣・富野小、観察継続9年目


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サンゴを観察する児童ら=5月27日、石垣市桴海の富野海岸

 【石垣】石垣市立富野小中学校の小学生全児童12人は5月27日、学校裏の海岸でコーラルウオッチを実施した。同校が独自に毎年行っている取り組みで、各児童はサンゴに名前を付けながら健康状態を観察した。コーラルウオッチは各児童が1年生の時に名前を付けた「マイサンゴ」を継続観察する取り組みで、今年で9年目を迎える。

 児童は保護者でエコツアーショップを営む山中邦弘さんらの案内に従い、慣れた様子でサンゴの色や大きさ、水温などを観察し、チェックシートに記入していった。
 今年は継続観察していた大型のハマサンゴ「でかでか」が死んでいるのが確認され、児童らは残念そうな表情を浮かべたが、新しいサンゴも次々と見つけ、名前を付けていった。
 5年の土方海人君(10)は「最近はサンゴが死んでしまっている。たぶん水温が上がった影響だと思う」と分析。「でも新しく名前を付けたサンゴは元気そうだった」と話した。