MESHヘリ、3日再開 継続へ支援訴え


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運航再開を発表するMESHの小浜正博理事長(左から2人目)らスタッフ=5月31日、名護市内のヘリポート

 【名護】民間救急ヘリを運航するNPO法人MESHサポートの小浜正博理事長らは5月31日、名護市内のヘリポートで会見し、3日からの運航再開を発表した。MESHヘリの運航は2011年10月の休止以来、1年7カ月ぶり。沖縄本島北部と鹿児島県の沖永良部、与論両島を含む周辺離島が対象になる。

 小浜理事長は「民間救急ヘリとして地域医療に貢献したい」と抱負を述べた。MESHは2007年の活動開始から573回の運航実績があり、離島・へき地の急患輸送などを担っている。当初は4月の運航再開を目指したが、消防や県のドクターヘリなど関係機関との連携を深める訓練に時間を費やした。
 運航再開に当たり、年間コストを従来の3分の2に当たる約7200万円にまで減らした。1年分の経費は確保しているが、MESHは「継続的に運航するにはさらに支援が必要」と県民に協力を呼び掛けている。