インテリジェンス、那覇に拠点 システム開発強化


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 人材総合サービスのインテリジェンスホールディングス(東京、高橋広敏社長)は3日、那覇市内にシステム開発を請け負う子会社のインテリジェンスビジネスソリューションズ沖縄を設立したと発表した。

地理的にアジアに近い沖縄をグローバル展開を図る拠点と位置付けた。人材育成に注力し、国内でのシステム開発の体制強化を図る。
 初年度は50人の採用を計画。給与を県内の一般的な情報技術(IT)関連技術者の水準よりも約2割高く設定し、優秀な技術者を確保する。その場合でも都心よりコストを抑えられる見込みで、この利点を生かし語学能力など人材を育成する支援策を強化。IT業界では開発費用を抑えるためシステム開発の基礎部分を外注する事業が増える中で、コスト競争力を高める狙いもある。
 当面はグループの関連企業から一部事業を移管し、システム開発を手掛け、その後はグループ内のシステム開発を受託する。
 将来的には開発の中心的な役割となるプロジェクトチームを立ち上げ、ベトナムなどオフショア(海外拠点)先とも連携しながら、システム分野以外への展開も目指す。