緊迫感ある演奏 おきでん新人演奏会


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クラリネットのスリリングな演奏で来場者を魅了した宇根康一郎=19日、南城市文化センター・シュガーホール

 第19回おきでんシュガーホール新人演奏会(南城市、沖縄電力など主催)が5月19日、南城市文化センター・シュガーホールであった。

 グランプリの宇根康一郎(クラリネット)はR・ケルターボーン「クラリネットとピアノのための4つの小品」で独特の緊迫感ある演奏を繰り広げ、共演者賞のピアノ奏者南部璃子との絶妙なアンサンブルで来場者を引き込んだ。
 優秀賞の高橋ドレミ(ピアノ)はF・ショパン「スケルツォ第4番ホ長調作品54」などで情熱的な旋律を奏でた。増田勇人(カウンターテナー)はR・シューマン「リーダークライス作品39より第2曲間奏曲」などで、豊かな声量と表現力を発揮した。
 入選の與那嶺万里(オーボエ)、堀田理恵(マリンバ)、ロガー・ゲーリック(テノール)、久手堅雅(ピアノ)、林海欧(同)、小蔦寛二(同)、池田聖香(バイオリン)も出演。それぞれ存在感の際立つ演奏を繰り広げた。