選挙カーのルール 活用法 考えてみた 琉球ニライ大学


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選挙カーの活用について議論し、それぞれ意見発表する参加者ら=5月26日、那覇市若狭公民館

 7月に実施される参院選や那覇市議選を前に、運動に使う選挙カーの活用方法を考える催しが5月26日、那覇市若狭公民館で開かれた。

地域密着型の生涯学習に取り組むNPO法人「琉球ニライ大学」が主催。市民や市議選立候補予定者ら約20人が参加し、議論を通して選挙カーのルールなどについて学んだ。
 参加者らは3組に分かれ、選挙カーについて(1)どう思うか(2)どのように使用しているか(3)どのような活用方法があるか―を議題に活発に意見を交わした。
 各組の発表では、有権者が投票しやすいように選挙カーに候補者の実績を貼り付けて支持を求める方法や、高齢者ら交通弱者のヒッチハイクに活用するなどのアイデアが出た。一方、騒音の観点から、決められた場所で演説するなど選挙カーに頼らない方法を模索するユニークな意見も提案された。
 コーディネーターを務めたニライ大学の新田繁睦副学長は「どれが正しいかではなく、今回の議論を通し、選挙について何らかの気付きのきっかけとなればうれしい」と話している。