神谷選手 Jカップ初制覇


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 去る4月20、21日、佐伯湾一帯(大分県佐伯市)で「2013シマノ・ジャパンカップ クロダイ釣り選手権全国大会」が開催された。参加者は、全国で開催された地区大会を勝ち上がった25人に、昨年度全国大会上位3人のシード選手を加えた、総勢28人の精鋭たち。

 しかし、大会当日は急激な冷え込みによって、魚の活性が非常に低く、クロダイは居るのにクチを使わない状況。活性の上がらない相手のため細ハリスで食わせても、相手は50センチクラスの大型が多く、ライン切れが続出。また、藻の中から引きずり出せないという場面が多々あるなど、3試合合計で10回以上のライン切れがあり、出場選手の誰もが苦戦を強いられた。

 そんな中、第1、第2試合ともに圧勝して暫定1位の座をつかみ、見事に守り切った県代表の神谷進選手と、シード選手の村岡哲也選手の2人が決勝戦へ進出した。決勝戦は、競技時間2時間(120分・インターバルなし)で左右の釣座を交換して釣ったクロダイの総重量を競ったが、ノーフィッシュで試合終了。結果、総重量5.076キロを釣った神谷進選手が初の栄冠を手にした。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

4月21日、大分で行われたジャパンカップクロダイ釣り選手権で全国1に輝いた神谷進さん(中央)
5月20日、糸満釣り筏で60センチ・2.8キロのタマンを釣った小松岩夫さん
5月27日、砂辺海岸で62.5センチ・3.3キロのタマンを釣った國仲隼さん
5月25日、伊是名沖のディープエギングで3.6キロのアカイチャーを釣った城間敏さん(釣船まえだ丸)
5月12日、石垣島で65センチ・3キロのウムナガーを釣った長谷川穂積さん(バンタム級世界チャンピオン&日本人初の飛び級2階級制覇フェザー級チャンピオン)と息子の大翔(ひろと)君
5月22日、糸満海岸で69センチ・4.2キロのタマンを釣った新城浩さん
5月25日、昆布海岸で69.3センチ・4.1キロのタマンを釣った野里雅也さん
5月26日、読谷海岸で59センチ・2.44キロのタマンを釣った伊波智樹さん(チーム笛吹隊)
5月26日、泡瀬海岸で107センチ・21.5キロのロウニンアジを釣った松尾匡さん
5月31日、与那原海岸で8.35キロのマクブを釣った仲嶺真哲さん