県内ファン「信じていた」 W杯決定


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日本代表のW杯出場決定に、大きな歓声を上げる観客ら=4日夜、沖縄市のミュージックタウン音市場

 【沖縄】サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表がW杯出場を決めた瞬間、県内からも大きな歓声が上がった。沖縄市のミュージックタウン音市場の大型スクリーン前には約400人が集まり、日本代表を応援。5大会連続のW杯出場を決めると、会場は興奮に包まれた。

 観客の中にはサムライブルーのユニホームを着用する人や、顔に日の丸のペイントをする人が見られた。試合中は終始「ニッポン」の掛け声と手拍子で応援し、試合が進むにつれ熱気が上昇。フリーキックなどのチャンスや好ディフェンス、ゴールキーパーの好セーブがあるたびに大きな歓声が上がった。
 後半37分、オーストラリアに先制点を許してしまった際には落胆の声が漏れた。しかし、ロスタイムに相手の反則でPKを獲得すると会場は一気に盛り上がり、本田圭佑選手が同点ゴールを決めると、全員が一体となって大喝采を送った。
 大きな声援を送った桃原静香さん(24)は「先制されたときは負けるかもしれないと思ってしまったが、日本代表を信じていた。会場でたくさんの人と盛り上がって応援するのは最高。次はワールドカップを見に行きたい」と笑顔で話した。