ビザ延長など要請 沖縄観光振興会議初会合


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沖縄観光の現状や課題について意見交換した「第1回沖縄観光振興会議」=4日、沖縄総合事務局

 沖縄観光の振興を図ろうと国と県、観光関係事業者らでつくる「沖縄観光振興会議」の初会合が4日、那覇市の沖縄総合事務局で開かれた。

仲井真弘多知事が国土交通省の坂井学政務官らに対し、(1)那覇空港第2滑走路の予定通りの完成(2)新石垣空港と宮古空港の税関・出入国管理・検疫(CIQ)の早期整備(3)着陸料など軽減措置の延長(4)海外客の査証(ビザ)日数の延長―の4項目を要請した。
 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長が県観光の現状と課題を説明し、参加者らによる意見交換も実施された。
 日本旅行業協会沖縄支部の東良和支部長は「観光客が落ち込む4~6月期の観光予算が使いにくい」と指摘し、前年度の予算が持ち越しできる仕組みや観光予算を15カ月で組み込むことなどを提案した。
 また、日本ホテル協会沖縄支部の平良朝敬支部長は「観光振興基金の創設が必要」と訴えた。第2回会議は年内に開く予定。