首相「負担検討は当然」 橋下氏、オスプレイ一部訓練移転提案


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 【東京】安倍晋三首相は6日午前、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)、政党「そうぞう」の下地幹郎代表らと官邸で面会し、「沖縄の負担の分担を検討することは当然だ」と述べ、維新の会が提案した新型輸送機MV22オスプレイの訓練の一部を八尾空港(大阪府八尾市)に受け入れる案について前向きに検討する考えを示した。会談後、松井氏らが記者団に対し明らかにした。

 一方、普天間の県外移設について橋下氏は「まずはできることからやるべきだ。沖縄の負担軽減のため、全国で訓練の受け入れを検討すべきだ」と述べ、政府への要請はオスプレイの訓練の一部移転検討にとどめたことを明らかにした。
 橋下氏らは日米地位協定の一部改正も要請。被疑者の米軍人・軍属が起訴されるまで米軍当局が拘禁するとした現在の日米合同委員会合委を破棄し、起訴前・起訴後に関わりなく日米が共同留置とするべきだと主張した。
 会談は菅義偉官房長官が同席した。
【琉球新報】