琉球新報社 
【八重瀬】特産品の販路拡大、地産地消の推進を図ろうと、八重瀬町商工会（与座永己会長）はこのほど、町内の事業所が販売する加工品を紹介するギフトカタログを製作、さらにネット通販用のオンラインショップを立ち上げた。
４日、具志頭農村環境改善センターで記者発表した与座会長は「ウェブ上で商品を売りながら、町をＰＲしていきたい」と意気込み、特産品を通して町の知名度が上がることを期待した。
町商工会が進める町産農産物ＰＲ事業「八重瀬カラフルベジタブルプロジェクト」の一環。カタログ「御贈品（うくいむん）」とオンラインショップには、町内１３事業所が販売するジャムやケーキ、お菓子、泡盛など３１商品が紹介されている。この中には町産の農産物を使用し、町内で加工した商品「カラベジ推奨品」も含まれる。
カタログには、贈答用に活用してもらおうと、沖縄の年中行事のカレンダーを掲載。オンラインショップで注文すると、贈答用の包装サービスが受けられる。新里司事務局長は「今までは、どこの店がどんな商品を作っているか分からなかった。町内の皆さんが地域の商品を食べて、まちが好きになるきっかけになればいい」と願いを込めた。
カタログは、１万２千部発行し、町内全世帯に配布したほか、町役場と町商工会で手に入る。オンラインショップのアドレスはhttp://www.karabezi.net/
