【宮古島】土壌保全の日の5日、農地の土壌流出防止を図ろうと農道沿いに植栽するイベント(県、宮古島市主催)が宮古島市の松原地区県営土地改良区で行われた。県や市、JA、農家のほか、地元の久松小の児童ら約230人が参加し、改良区内の約800メートルにリュウノヒゲ8千株を植えた。
事業は「次代へ残そう農地の恵み」がテーマ。式典で県宮古農林水産振興センターの前田幹男所長は「土壌流出は農家の皆さんが長年手塩にかけた農地の地力を弱め、作物の安定生産に著しく支障を及ぼす」と指摘し、土壌を保全する大切さを訴えた。
久松小学校の照喜名絢香さん(4年)は「土が雨などで道に漏れないよう、間を空けないでリュウノヒゲを植える。みんなで一生懸命植えて、きれいな海を守りたい」と語った。