北朝鮮、米との対話再開が狙いか 9日に南北実務協議


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 【北京共同】北朝鮮が8日、南北当局間実務協議の会談場所についての韓国提案を受け入れ、協議は9日に実現することになった。北朝鮮には韓国との関係改善をてこに米朝対話の再開を急ぐ狙いがあるとみられ、柔軟姿勢を続け、南北融和を演出する可能性がある。
 春先の対決姿勢から一転、板門店の韓国側地域での実務協議に同意した北朝鮮。「北南関係は対決か、平和と統一の道へ進むか、重大な選択の岐路にある」。8日付労働新聞はこう訴え、韓国の朴槿恵政権に南北関係改善への「方向転換」を求めた。南北折衝が動き始めたことを印象づけ、米国が対話の席に着かざるを得ない状況をつくるのが狙いだ。
(共同通信)