「人々に感動与えたい」 西原高校マーチング部、世界大会へ


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 【西原】オランダで7月から8月にかけ、4年に1度開かれる「世界音楽コンテスト」に、西原高校マーチングバンド部が出場する。2001年、05年と連続で1位になり、09年も3位と好成績を残した。

部員らは7月24日の出発に向け、顧問の比嘉一史教諭や、10人ほどの外部コーチの下、厳しい練習に励む。
 本番まで2カ月弱。部員らは、体の使い方などを細かく確認する基本練習に全力を注ぐ。
 70人のメンバーをまとめる部長の新垣梨奈さん(17)=3年=は「西原のマーチングは動きの精度が命。どのチームにも負けない。本番まで徹底的に練習する」と妥協はない。部員の頑張りに比嘉教諭も「みっちり鍛えてある」と信頼を寄せており、4年に1度の大舞台にも確かな自信を見せる。
 大会出発前には出場記念コンサートで、沖縄のファンに演奏を披露する。副部長の金城佳乃子さん(17)=同=は「西原のモットーは、感動のあるマーチング。質の高い演奏で、来てくれた人に感動を与えたい」と意気込む。
 出場記念コンサートは6月22日午後3時から西原町民体育館、7月6日午後2時からうるま市具志川総合体育館、7月10日午後6時半から沖縄コンベンションセンターでそれぞれ開催する。
 問い合わせは西原高校(電話)098(945)5418担当・城間、名嘉山。

3度目の世界一奪取を誓う西原高校マーチングバンド部=6日、西原高校
全体練習でそろった演技を見せるメンバー