ママ、気分すっきり 抱っこしたまま「ベビーダンス」


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講師の真栄城さんの振り、ステップをまねながら、赤ちゃんを抱っこし、ダンスを楽しむ母親ら=6日、南風原町の兼城公民館

 【南風原】子育て支援の一環で南風原町社会福祉協議会が開設している兼城子育てサロンが6日、兼城公民館で開かれた。

19組の親子が参加し、母親が赤ちゃんを抱っこしながら、リズム良く体を動かし、エクササイズと赤ちゃんを快眠に導く「ベビーダンス」を体験し、交流を深めた。
 「ベビーダンス」は社交ダンスをルーツに、首が座った赤ちゃんを抱っこしたままで、音楽に合わせてステップを踏むセラピープログラム。ストレッチをしたり、普段動かさない筋肉を動かしたりすることで、産後の母親の運動不足解消や体力づくり、心のケアにもつながるという。
 この日はベビーダンスインストラクターの真栄城亜矢子さん(31)が講師を務め、町内在住のゼロ歳児、1歳児の赤ちゃんと母親が参加した。真栄城さんは骨盤底筋、腹筋を意識した姿勢を助言した。
 母親たちは真栄城さんの振り、ステップをまねながら、サンバやワルツのリズムに合わせて、途中おむつ交換や水分補給をしながら、約1時間体を動かした。最初は起きていた赤ちゃんも心地いい揺れのせいか、全員が抱っこされながらぐっすり眠りについた。
 1歳2カ月の長女・果穂ちゃんと参加した県外出身の江口早苗さん(38)は「運動不足だったのですっきりした。子どもも嫌がらないで眠ってしまった。知り合いも増えるいい機会」と笑顔で話した。
 講師の真栄城さんは「泣きやませたり、寝かしつけたりする“抱っこ”のイメージをベビーダンスで楽しくできるようになる。ぜひ取り入れてほしい」と話した。
 次回の「ベビーダンス」は7月31日に与那覇公民館で開かれる。