そうぞう 儀間光男氏に出馬要請


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儀間 光男氏

 政党そうぞう(下地幹郎代表)は9日、那覇市の党本部で開いた拡大役員会で、党最高顧問で前浦添市長の儀間光男氏(69)を7月の参院選比例代表に擁立することを決定した。

友党関係にある日本維新の会の公認候補となる見通し。その場で要請を受けた儀間氏は回答を保留した。10日昼までに返答するという。
 要請後、儀間氏は記者団に出馬について「一切考えていない」と述べた上で、「自問自答したい」と含みを持たせた。要請に対して儀間氏は「市長選を終えたばかりだ」と難色を示したが、「後援会や支援企業などを含めて、明日まで検討させてもらいたい」と述べたという。
 そうぞうの呉屋宏幹事長は儀間氏に絞った理由について「市町村長へのネットワークが広く、政治経験も豊富。沖縄のことを熟知している。最適な候補者だ」と説明した。
 役員会では選挙区には擁立しないことも確認。儀間氏が比例出馬を受諾しなかった場合について「2人目は考えないという前提だ」と述べ、擁立断念を示唆した。
 儀間氏は1943年生まれ、伊是名村出身。東農大卒。浦添市議2期を経て80年から県議を4期。県議会議長も務めた。2001年から浦添市長を3期務め、2月の選挙で落選した。