台風3号、大東島にけさ最接近


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 台風3号は10日午後6時現在、南大東島の東南東約400キロにあり、勢力を強めながら時速約20キロで北東へ進んでいる。沖縄気象台によると、大東島地方では11日未明に風速15メートル以上の強風域に入り、明け方に最接近する見込み。強風域を抜けるのは11日昼過ぎとみられる。沿岸海域ではうねりを伴い、しけており、11日の波の高さは5メートルを予想する。本島地方など他の地域は強風域に入らない見通し。

 那覇と南北大東を結ぶ大東海運の定期船だいとうは10日の泊出発便を13日に延期する予定。琉球エアコミューター(RAC)は11日朝の天候をみて運航の可否を決定する。
 台風3号の中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の南東側330キロ以内と北西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。10日午後6時現在、風速25メートル以上の暴風域は発生しておらず、11日にも発生する見込みは少ないという。
【琉球新報】