民主県連、選挙区の擁立断念 喜納氏 比例も見送り


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 民主党県連は11日、那覇市内で記者会見し、参院選沖縄選挙区への独自候補擁立を断念するとともに、比例代表で党公認が内定していた県連代表の元職、喜納昌吉氏(65)の立候補辞退を発表した。

 沖縄選挙区の擁立断念については野党間協力を進めるという党の方針や、擁立までの時間が足りないなどの理由で、党本部から見送るよう求められ、県連が判断。喜納氏については、選挙区に候補者を擁立しないことで、喜納氏が落選した2010年参院選と同様、選挙区とセットにした選挙戦が展開できないことなどを理由に、県連が喜納氏に辞退を求めた。県連は次期衆院選の沖縄3区での喜納氏擁立を目指す方針。
 上里直司幹事長は「しっかり地固めをしていく方向で一致した」と説明。喜納氏は「次期衆院選への立候補を目指し、県連の基盤固めをしていきたい」と述べた。