慰霊の日式典 外務、防衛相も参加へ


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 23日の慰霊の日に開かれる全戦没者追悼式典に安倍晋三首相、岸田文雄外務相、小野寺五典防衛相が出席する方向で調整していることが12日までに明らかになった。1952年から始まった同式典に外務、防衛両大臣が出席するのは初めて。沖縄に寄り添う姿勢を強調し、米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐって反発する県民の理解を得る狙いがあるとみられる。

 式典を所管する県福祉・援護課によると、外務・防衛両大臣の出席は6月初めごろ、県東京事務所を通じて打診があった。同課は「追悼する意向があればお断りする訳にはいかない」として、両大臣を招待する方向で調整を進めている。式典で外務・防衛両大臣のあいさつは予定していない。
 式典には山本一太沖縄担当相、田村憲久厚生労働大臣も出席する。
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