県出身比嘉さん、29日まで写真展 東京


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海と岩の表情を切り取った写真展を開いている写真家の比嘉良治さん=東京都中野区のギャラリー冬青

 【東京】米ニューヨーク在住で県出身の写真家、比嘉良治さん(75)の写真展「海と岩の語りを読む・琉球諸島」が現在、東京都中野区のギャラリー冬青で開かれている。29日まで。

 4、5年前から宮古島や沖縄本島で撮影した海沿いの岩などの写真27点を展示。ウチナーンチュにとって祈りをささげる場であり、生活の場である海と陸の間に広がる表情を切り取った。比嘉さんは「琉球人の心にはニライカナイが宿っている。海や、深い皺(しわ)が刻まれ、削られていった岩々の表情に歴史を感じてほしい」と語った。