社会

命どぅ宝裁判 国外初の原告団参加

訴訟を知るきっかけとなった琉球新報の英字の記事を手にする新垣勝江・ガーナーさん=12日午後、那覇市樋川の瑞慶山総合法律事務所

 沖縄戦で母を、パラオでの空襲で父を亡くした米国ジョージア州在住の新垣勝江・ガーナーさん(75)=西原町小那覇出身=が12日、沖縄戦で戦争被害を受けた民間人や遺族らが国に賠償と謝罪を求める「沖縄戦被害国家賠償訴訟」(命どぅ宝裁判)の原告団に加わった。

同訴訟に国外在住者が参加するのは初。新垣さんは第4次原告団の一人として8月15日に那覇地裁に提訴する。
 新垣さんは、パラオにいた父・蒲(かま)さんを1944年10月13日に空襲で亡くし、母・ヒデ子さんも45年6月10日に旧大里村で死亡した。新垣さんは65年に米国に移り住んだ。
 今回の訴訟は「沖縄・民間戦争被害者の会」の2011年12月の会見を報じた琉球新報の英字の記事を、三女がインターネットで見つけたことで知ったという。新垣さんは「他の人にも私のように訴訟のことを知ってもらい、一緒に声を上げてほしい」と話した。
 同訴訟には、第3次提訴までに63人の原告が参加している。弁護団長の瑞慶山茂弁護士は「多くの人が集まり声が大きくなれば、必ず世論は動いていく。まだ名乗り出ていない人も、ぜひ参加してほしい」と呼び掛けた。原告団への問い合わせは瑞慶山総合法律事務所(電話)098(833)7447。

英文へ→Daughter of war victims from abroad joins plaintiffs in Nuchidu-Takara lawsuit