学卒求人確保を要請 仲井真知事ら経済6団体に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
学卒求人の確保を要請する仲井真弘多知事や中部商業高校の生徒ら=14日午前、那覇市の沖縄産業支援センター

 仲井真弘多知事や沖縄労働局の川口秀人局長らは14日午前、那覇市の沖縄産業支援センターで県経営者協会など経済6団体に対し、学卒求人の確保を要請した。仲井真知事が県経営者協会の仲本豊副会長に要請文を手渡し、新規学卒者予定者の採用枠の拡大や1日も早い求人票の提出を会員企業に呼び掛けるよう求めた。

 沖縄労働局によると県内の雇用情勢は改善傾向にあるものの、新規学卒者の就職内定率は3月末で高校が85・7%、大学が65・4%で全国平均を大きく下回り、厳しい状況が続いている。
 要請には県立中部商業高校の崎山千遙さん(総合ビジネス科3年)と砂川和香さん(生涯スポーツ科3年)も参加し「私たち県内就職希望者のため、採用枠の拡大と早期の求人をお願いしたい」とあいさつした。
 県商工会連合会の照屋義実会長は「沖縄県の未来は若者と共にある。十分に要請に応えられるように工夫しながら頑張っていく」と述べた。【琉球新報電子版】