5月観光客が過去最高 海外47%増 円安、新石垣が効果


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 県文化観光スポーツ部が14日発表した5月の入域観光客数は、前年同月比10・0%増の47万7600人となり、5月として過去最高となった。内訳は国内客が6・1%増の41万8200人、海外客が47・4%増の5万9400人だった。

 県は「格安航空会社(LCC)の昨年7月以降の就航や円安、新石垣航空の開港などもあり、好調に推移した」と分析した。
 円安に伴う海外旅行の手控えで沖縄旅行の需要が高まったほか、復興航空(台湾)の台北―石垣線の定期チャーター便運航など航空路線が拡充された。
 海外客は台湾が51・7%増の2万7千人、香港が93・6%増の9100人で、いずれも5月として過去最高を記録した。韓国も約2・5倍増の5700人と大幅に伸びた。中国客は、那覇―上海線を運航する中国東方航空が、これまでの週4往復から今月1日からデーリー(毎日)運航に増便しており、今後、個人旅行客を中心に増加が見込まれる。