22日、糸満で「平和の灯火」 台湾、香港でも


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記者会見で「平和の灯火」をPRする保田盛清士・那覇青年会議所理事長(左から2人目)ら=13日午後2時すぎ、県庁

 「慰霊の日」前日の22日に糸満市の平和祈念公園で毎年開かれ、数千のろうそくに火をともし平和を願う「平和の灯火(ともしび)」について、ことしは同公園に加え、香港、台湾の計3カ所で同時開催する。主催する那覇青年会議所(JC)、県平和祈念財団などが13日午後、那覇市の県庁で記者会見し発表した。那覇JCのメンバーらは「平和への思いを世界へ発信したい」と話している。

 平和祈念公園では2011年から「平和の灯火」が開かれており、理念に共感した那覇JCがことしから主催団体に名乗り出て、台湾と香港のJCに呼び掛け実現することになった。
 催しは午後6時に始まり、会場では約6千本のろうそくがともされ、香港では500本のろうそく、台湾では500個のLED照明がそれぞれ点灯される。
 また、同公園の池では千個の灯籠を流すほか、サーチライトの点灯や3カ所をネット放送で中継することも予定している。
 問い合わせは那覇JC(電話)098(858)1110。