「最後まで頑張る」 「平和の詩」朗読の安里君


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緊張した面持ちで詩を見せる安里有生君=14日、与那国町立久部良小学校

 【与那国】慰霊の日の23日に糸満市の平和祈念公園で行われる全戦没者追悼式で、「平和の詩」を朗読する与那国町立久部良小学校の安里有生君(1年)が14日、同校で会見した。安里君は緊張した面持ちで「最後まで頑張ります」と語った。

 安里君は5月に行われた道徳の授業で、「平和っていいね」「つるちゃん」「おじいの命ことば」「対馬丸」などの本の読み聞かせを通して幸せについて考え、「へいわってすてきだね」という詩を書いた。戦争で起きたことや、今の何気ない生活を思い出し、国語の時間に仕上げた。
 詩には与那国島ののどかな風景が描写され、「みんなのこころから、へいわがうまれるんだね」と、子どもらしい洞察力が表れている。(東浜リエ通信員)

※注:東浜リエ通信員の「浜」は、「兵」がウカンムリに「眉」の目が「貝」