重量挙げ・知念、宮本、仲西、V 九州高校総体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 全九州高校総合体育大会は15日、九州各県で16競技を行い、自転車のスクラッチで伊藝大智(北中城)が頂点に立った。

沖縄開催のサッカーは、女子の美里が1回戦で宮崎日大(宮崎)を2―0で破り、準決勝に駒を進めた。男子の那覇西と具志川はいずれも1回戦で敗退した。重量挙げ男子では53キロ級の知念勇斗(豊見城)、69キロ級の宮本昌典(沖縄工)、77キロ級の仲西弘一(豊見城)がそれぞれ優勝を飾った。陸上は女子円盤投げで島袋麻美(那覇西)が36メートル00をマークして優勝、石新恵(中部商)が35メートル36で2位に続いた。男子ハンマー投げの大嶺権也(那覇西)は53メートル00で3位。柔道は男子団体で沖尚が3位に入った。テニス男子団体の沖尚は準決勝で柳川(福岡)に敗れ、決勝進出を逃した。

◆全国制覇へ「通過点」/重量挙げ・知念
 男子53キロ級を制した知念勇斗(豊見城)は「全国が目標なので九州での優勝は通過点」と、勝ってかぶとの緒を締めた。
 ジャークの3回目。「絶対に取れるという自信を持って臨んだ」と110キロを挙げて、自己ベストを2キロ更新した。「クリーンの調子が悪かったけど、脚を使ってジャークまで持っていける勢いがあった」。スクワットや四股踏みで、脚力の強化に取り組んできた成果に手応えを示した。
 競技歴は高校からと短いが、初の全国舞台だった今春の選抜大会で優勝するなど、素質を開花させている。全国総体では、ライバルたちの自分を追い越そうとする思いと同時に、期待も感じている。「それに応える完璧な試技をしたい」と意気込む。2年生だが、主役の座は譲れない。