テニス 楚南・大嶺(沖尚)準V 九州高校総体


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 全九州高校総合体育大会は17日、九州各地で4競技を行った。テニスは佐賀県総合運動場庭球場で女子ダブルスの決勝が行われ、楚南美波・大嶺真緒組(沖縄尚学)が山口・川口組(長崎)と対戦、セットカウント2―0で敗れて準優勝となった。

長崎県大村市体育文化センターで行われたバドミントン男子シングルスでは西平賢矢(糸満)がベスト8に進出したが、準々決勝で敗れた。

◆要所でミス、逆転許す
 頂点まであと一歩だった。テニスの女子ダブルス決勝。楚南美波・大嶺真緒組(沖縄尚学)はたびたびリードを奪いながら、逆転されて優勝を逃した。「勝てる試合だった」。2人は悔しさをかみしめながら、試合を振り返った。
 第1セットの立ち上がりは0―3と相手に先手を取られたが、そこから5―3まで巻き返した。「技術は自分たちが上だと思ったし、試合でも相手を押していた」と楚南。しかし、そこから相手の猛攻を許してしまう。6―6の同点に追い付かれ、タイブレークにもつれ込みながらもセットを落とした。第2セットでは序盤からリードを保ったが、再び同点に追い付かれ、タイブレークの末にセットを落とした。
 「大事な場面で精神的な弱さが出て、あと1ポイントが取れなかった」と楚南。大嶺は「勝負どころで弱気になって、ミスを出してしまった」と悔やんだ。平良和己監督は「リードしている場面で勝ちを意識して、積極的に行くことができなかった」と敗因を分析。「勝負どころの気持ちの持ち方を変えて、積極性をもっと磨く必要がある」と強調する。
 昨年は全国でベスト16まで進んだ楚南・大嶺組。楚南は「全国では大事な場面も強気で行きたい」と決意し、大嶺は「今年はベスト8以上を目指す」と目標を掲げた。