「辺野古」埋め立て告示・縦覧 来月の可能性も


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 県は18日、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けて沖縄防衛局が提出した埋め立て申請書の告示・縦覧の開始時期について7月上旬にずれ込む可能性を示唆した。

沖縄・生物多様性市民ネットワークと日本自然保護協会のメンバーと面談した海岸防災課の担当者が「6月下旬から7月上旬で調整している」と述べた。
 これまで6月下旬の開始を目指してきたが、実務作業の終了のめどが立っていないという。申請の免許権者が同課と漁港漁場課にまたがっており、個人情報の扱い、埋め立て予定地に生息する希少種の生息場所を特定されないための作業などが残っている。
 面談で県側は、防衛省側が土砂量不足の場合にはダム堆積土や建設残土、リサイクル材での対応も検討すると説明していることについて「建設残土を使うことにはなっていないはずだ」と内容審査の段階で照会する考えを示した。
 図面の位置など申請内容を確認する現地調査は7月中の実施を予定している。