台風4号 昼前に本島最接近


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 台風4号は19日午後9時現在、宮古島の南約100キロの位置にあり、時速25キロで北に進んでいる。沖縄気象台によると20日未明に先島諸島に最接近した後、沖縄本島地方の西の海上を北上する見込み。宮古島地方では19日午後5時42分、最大瞬間風速17メートルを観測した。本島地方でも20日昼前から20メートル以上の非常に強い風が吹く恐れがある。うねりを伴った高波にも注意が必要で、陸上、海上ともに警戒を呼び掛けている。

 中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。中心の南東側650キロ以内と北西側280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。暴風域はない。20日に予想される最大瞬間風速は本島地方・先島諸島で30メートル。先島諸島では20日午前中まで1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が、本島地方でも20日昼前から1時間に40ミリの激しい雨が降る恐れがある。本島地方では20日朝から波の高さが6メートルを超え、大しけとなる見込み。
 台風接近に伴い19日、船舶では先島諸島の島々を結ぶ航路や本島と周辺離島を結ぶ航路など少なくとも約30便が欠航した。20日の便の運航は、天候状況でそれぞれ判断する。航空便の欠航はなく、20日も通常運航の予定だが、台風の進路次第では久米島空港などを発着する離島便を中心に影響が出る恐れがある。【琉球新報電子版】