【宮古島】台風4号の強風域に入った宮古島市では、多くの市民が強風対策に追われた。船の欠航で足止めを食らい、宿泊先を探す市民の姿も見られた。
収穫期を迎えたマンゴー畑では、農家の人が防風用ネットを張ったり、収穫期前のマンゴーを早めに収穫したりしていた。
同市下地でマンゴーを栽培する我如古常雄さん(39)は「強い風はないと思うが、夜慌てて作業するより、今やった方がいい」と、昼ごろから台風対策を進めた。「出荷はもう少しでピーク。対策に万全を期したい。後は強い風が吹かないよう願うばかりだ」と話した。
また伊良部島行きなどの船が発着する平良港の宮古島マリンターミナルでは、午後から多くの船が欠航し、市民の足に影響が出た。週5日、宮古島に通勤しているという60代の女性=市伊良部=は「きょうは安い宿を探すしかない」と声を落とした。