中村 女子円盤2位 日本学生個人陸上


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女子円盤投げで2位に入った中村枝理子

 陸上の日本学生個人選手権最終日は23日、ShonanBMWスタジアム平塚で行われ、県勢では女子円盤投げの中村枝理子(嘉手納高―鹿屋体大)が45メートル19で2位に入った。

男子円盤投げの知念豪(那覇西高―順大)は52メートル52で3位、同砲丸投げの豊里健(那覇商高―鹿屋体大)も15メートル87で3位だった。

◆集中力 自身初45メートル台
 期待のルーキーがけがを乗り越え、復調の兆しを見せた。女子円盤投げで、鹿屋体大1年の中村枝里子が自身初の45メートル台をマークして堂々の2位。「自己ベストを超えた瞬間に驚きはなかったけど、うれしかった」。淡々とした口ぶりに、今後の飛躍を感じさせた。
 昨年の全国高校総体覇者も、長く腰痛に苦しんでいる。12月に手術を受け、本格的な練習ができない時期もあった。腰への負担と付き合いながらトレーニングに励むが、大学で強豪選手にもまれる日々に「大変だけど楽しい」と充実感を漂わせる。
 この日は1投目を力んでファウルとするなど調子は良くなかったという。その中で「腰を落として重心を下げながら投げることに気を付けた」と落ち着いて修正。最終6投目で記録を出す集中力も光った。
 次の目標は7月5日開幕の西日本学生対校選手権大会。「今日出した自己ベストは更新したい」と威勢がよかった。