子に伝える「命」 ボランティアが絵本朗読


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天願さんの読み聞かせを楽しむ子どもたち=22日、勝連地区公民館

 【うるま】慰霊の日特別行事「絵本から命を伝える」(主催・うるま市立勝連図書館)が22日、うるま市勝連地区公民館で開かれた。月桃や岩壁が飾られた一室で朗読ボランティア「すだち」が、絵本「マブニのアンマー おきなわの母」と「かがやいてる いのちのまつり」を読み聞かせした。

親子連れや園児など約90人が絵本に込められた命の大切さや素直になることの大事さに触れた。
 「マブニのアンマー」は、兵隊に取られ、摩文仁で自害した息子・昭夫の遺骨を10年余にわたって探しに行く母親の思いを描いた物語。
 ボランティアの天願綾子さんが、子を思う母を熱のこもった表現で語ると、子どもたちは静かに聞き入った。