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日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは26日、県庁で、8月31日開幕の2013―14シーズンに向けた新体制を発表した。選手は創設以来最大の18人が所属。悲願のプレーオフ(PO)進出とリーグ優勝を目指し、選手や首脳陣が意気込みを語った。
昨季は、通算成績8勝7敗1分けと参入5年目で初めて勝ち越し、過去最高の5位。日本代表経験が豊富な東長濱秀作の加入も起爆剤となり、大同特殊鋼や湧永製薬に初白星を挙げるなどした。一方で、逆転負けや格下相手に敗戦するなど詰めの甘さも目立ち、得失点差でPO進出を逃した。
今年は4選手の加入で戦力の充実を図る。ポストの松信亮平はトヨタ紡織九州、サイドの名嘉伸明は湧永製薬からの移籍。これまで持ち味としていたスピードに、高さとパワーを加える即戦力として期待は高く、東長濱秀吉監督も「足りなかった部分を補強できた」と手応えを示す。
トライアウトではポストの伊計勇太とバックプレーヤーの中村彰吾を獲得。医師からの転身で注目を集める中村は「PO進出に貢献できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。また、エースの東長濱は「昨季は上位チームに引けを取らないことを実証した。チーム全員が、1点の重みを感じてやっていけば結果は絶対につかめる」と飛躍を誓った。
コラソンは9月8日、愛知県でトヨタ車体とのシーズン初戦に臨む。ホーム初戦は10月19日、沖縄市体育館にトヨタ自動車東日本を迎える。(大城周子)