与那嶺 キングス退団 岩手移籍決まる


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 プロバスケットボールのbjリーグ琉球ゴールデンキングスは28日、前シーズンまで主将を務めた与那嶺翼(30)がフリーエージェント(FA)権を行使し、岩手ビッグブルズに移籍すると発表した。

 与那嶺は1983年生まれ、沖縄市出身のガード。コザ中、北中城高、日体大を経て2006年に大分ヒートデビルズのメンバーとしてプロ入り。09年からキングスの主将としてチームをけん引し、10~11年は準優勝、11~12年は優勝と、ともに好成績を残したが、最近は先発出場する機会が減っていた。
 移籍先の岩手ビッグブルズは、12年までともにキングスで戦ってきた桶谷大氏がHCを務める。また、中・高を共に過ごした元キングスの澤岻直人や、ディリオン・スニードも所属している。
 移籍に際し、与那嶺は「地元のキングスを離れることは苦渋の決断だったが、自分自身の力を試すために大きなチャレンジがしたいという気持ちになった。球団、チーム、ファンには4年間育てて頂き感謝の気持ちでいっぱいです」と、球団を通じてコメントした。
 キングスは球団として「チームを引っ張ってきた与那嶺選手と共に優勝の喜びを分かち合うこともでき、彼が沖縄の子どもたちに与えた影響も少なくなかった」とコメントを発表した。