【中国時報】飲酒運転を実刑化 厳罰で摘発数激減


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 ことし6月13日、改正飲酒運転禁止法が施行され、飲酒運転が実刑化し、酒酔い運転が9万元(約30万円)の罰金と厳罰化されたことで、飲酒運転の摘発数が激減した。タクシー利用者数が週末を中心に、20%から30%増加するという顕著な効果を上げている。

 台湾東海岸の地方都市・花蓮(かれん)でも、飲酒運転による摘発数が大きく減少。無線タクシーの利用者数が増加する一方、安価なカラオケ店など、アルコールを出す消費額が300元から400元(千円前後)の店舗では、利用者が余分な出費を嫌い、売り上げが激減している。
 テレビで連日、摘発者が手錠を掛けられ連行される様子が放送されていることが奏功したもよう。酒酔い運転の罰金9万元は、平均的なタクシー往復料金の450回分に相当する。