【中国時報】観光ホテル、中国資本も投資へ


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 中台の貿易協定で近く中国資本の観光ホテルに対する投資解禁が明らかになり、台湾のホテル業界では売り上げに大きな影響が出るのではないかと懸念する声が上がっている。

 解禁されるのは、五つ星クラスの観光ホテル。中国人観光客の6割が宿泊していると思われる一般ホテルは対象になっていないが、中国国内の旅行者が企画するパックツアーのため、中国資本が乗り出せば、観光ホテルに切り替える可能性が大きいとみられている。
 現在、台湾の五つ星ホテルの平均宿泊料金は3344元(約1万1千円)。香港の約3万3千円、シンガポールの約2万6千円、中国約1万8千円よりも安く、経営は苦しい。競争の激化で、さらなる値下げを強いられるのではないかと業界は危惧している。