経済

石嶺駅、先行開業も 沖縄都市モノレール

 2019年春の全面開業を目指す沖縄都市モノレールの延長工事について、石嶺駅(仮称)を他の3駅に先行して開業させる案が浮上している。延長事業が決まった当初から那覇市が要望していた。

先行開業に関して県と那覇市、浦添市、沖縄都市モノレールの4者は担当者レベルの勉強会を7月中に発足させ、本年度中に結論を出したい考え。延長工事が11月にも本格的に始まる中、議論の行方に注目が集まりそうだ。
 勉強会は「モノレール延長に関する4者推進連絡協議会」の専門部会に位置付ける。県は12年度に先行開業と全区間一斉開通を比較検討する調査を実施しており、会合ではその結果を基に議論を進める。
 県都市モノレール室によると、調査では先行開業した場合、乗客数が増え、増収が見込める一方、車両の進路を切り替える「分岐器」など施設整備費が増し、駅員数や車両数などモノレール社の運行体制も変更が必要になる。同室は「一斉開通を目指しているが、先行開業が可能か4者で検討したい」としている。
 石嶺駅周辺は県総合福祉センターや石嶺団地などがあり、県が試算した1日当たり乗客数は2100人。那覇市都市計画課は、「できたところからいち早く市民に利用してもらいたいというごく当然の考え方だ」と先行開業を求めている。
 一方、浦添市都市計画課は「全区間一斉開通を目標にやってきたが、那覇市から先行開業の提案があるなら、議論はやぶさかではない」と話している。
 モノレール社は事業採算性や運行計画への影響などを注視している。
 モノレール延長は、石嶺、経塚、前田、浦西(いずれも仮称)の4駅を新設し、約4・1キロを整備する。