高江ヘリパッド工事再開 2日から測量


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 【東】沖縄防衛局が2日、東村高江にある米軍北部訓練場内でヘリパッド建設工事を再開したことが3日、分かった。

ヘリパッド建設に反対する住民らが2日午前10時半ごろ、建設予定地のN4地区の一部で、作業員が測量をする姿を確認した。防衛局は、琉球新報の取材に対し「7月2日、『N―4―2地区』の着陸帯に係る現地作業に着手した」と回答し、工事再開を公表した。
 住民らによると、午前7時50分、作業員が乗ったワンボックスカー1台が米軍北部訓練場のゲートから基地内に入った。午前10時半ごろ、建設予定地で測量をする様子を確認した。作業員らは午後6時半に基地から出たという。工事用の大型車両の出入りはなく、反対住民らとの間で小競り合いはなかった。3日午前7時半には、ワンボックスカー1台とトラック1台がゲートに入ろうとしたが、住民の抗議を受け帰った。
 防衛局は今後の予定について「安全かつ円滑な工事を実施するため、工事の予定については答えを差し控える」と回答し、明らかにしなかった。工事が確認されたのは2月以来。2月末までに「N―4―1」地区のヘリパッドが完成し、ノグチゲラなどの営巣期間となる3~6月の間は工事を休止していた。(田吹遥子)