自慢の最大級ヤシ並木 夜は幻想的演出 東南植物楽園


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 【沖縄】沖縄を代表する観光施設で、最盛期には県内外から年間100万人が来場した東南植物楽園(宮里好一代表)が6日、2年半ぶりに装いを新たに再開園する。東京ドーム約3個分となる4万5千坪の敷地に、熱帯、亜熱帯の珍しい植物や花など1333種以上を展示する。

 敷地は「水上楽園」と「植物園」の二つのエリアを設定。水上楽園は、多彩なヤシの木が林立。竜血樹やバオバブなどの珍しい樹木のほか、神秘的な雰囲気を漂わすハスの池もある。夜は整然と並ぶヤシの木などをライトアップして、幻想的な空間を演出する。
 植物園は、国内最大級の規模で15メートル級のユスラヤシの並木がある。上から降り注ぐ光が、神聖な雰囲気を醸し出す。そのほか、主に沖縄に自生する植物を集めた「ハーブ&薬草園」や、パイナップルやバナナなどの果樹園もある。
 園内にはショップとカフェを整備。フレッシュジュースが飲めるパーラーも設置する。カルチャーセンターのペアーレ沖縄と連携した文化体験講座なども提供する。
 10月1日には、カピバラやリスザルなど南米の熱帯地域に生息する動物と触れ合える広場も整備する予定。世界の味を堪能できるレストラン「PEACE」のオープンも予定する。
 営業時間は午前9時から午後10時まで、年中無休で営業。7、8月の土日は午前6時半からオープンする。入園料金は6歳未満が無料、小中学生500円、高校生千円、大人1500円。問い合わせは東南植物楽園(電話)098(939)2555まで。

植物園エリアにある国内最大級のユスラヤシの並木。15メートル級のヤシから降り注ぐ光が神聖な雰囲気を醸し出す=1日
水上楽園エリアにあるハスの池。大きな白い花が開く時、神秘的な雰囲気を漂わせる=1日