【東京】仲井真弘多知事は8日、外務省で岸田文雄外相と会い、8月上旬に予定される米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの追加配備の見直しを申し入れた。
知事は配備先である普天間飛行場の早期返還もあらためて求め、「まだ県民の不安は払拭(ふっしょく)されていない」と配備見直しなどを強く訴えた。
岸田外相は「厳しい声があることをしっかり受け止めて、具体的な答えを返さないといけない」と述べるにとどめた。
会談後、知事は「日米合同委員会で決めた内容もほとんど守られていない。加えて12機、ひどいではないか。要請しっぱなしというものが多すぎて、大臣には回答をしっかりいただきたい」と述べた。
配備計画見直しのほか、配置分散、飛行に関する合同委合意の順守など6項目を求めた。9日に菅義偉官房長官、小野寺五典防衛相にも要請する。