美ら沖縄南 優勝 中学女子野球、初の県大会


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懸命にプレーする女子選手ら=6日、金武中学校

 【金武】女子中学軟式野球では初めてとなる県大会(主催・野球っ子応援会=女子野球育成会)が6日、金武中学校で開かれ、3チームの「野球少女」が懸命に白球を追った。

美ら沖縄南が優勝し、準優勝の美ら沖縄北とともに8月に熊本県で開かれる九州大会に派遣される。
 中学女子野球は2011年から美ら沖縄が活動を始め、豊見城市から本部町までの小中学生約40人が所属。北谷町を中心に活動するドリームエンゼルがことし加わり、九州大会予選を兼ねた県大会が初開催された。
 美ら沖縄のキャプテン砂川凜帆さん(13)=那覇市立城北中1年=は小学校4年生から野球を始めた。捕手で守備の要でもある砂川さんは「コミュニケーションが取れて、連係プレーができた時が楽しい」と野球の魅力を語る。
 選手は学校でソフトボール部などに所属し、応援会が週1回各地を巡回し、練習を重ねる。美ら沖縄監督の大城博敬さん(41)は「九州では熊本、福岡で女子野球が盛んだが、昨年の大会は沖縄が3位でレベルは高い。ただ、今は練習試合が男子としかできないので、女子チームが増えてほしい」と話した。