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八重山地方の住民らに愛用される香辛料「ピィパーズ」(本島ではピパーチなどと表記、和名ジャワナガコショウ)を県内全域に普及しようと、ピィパーズを生かす会(山城直吉会長)は7日、「島コショウの苗づくり講習会」を那覇市新都心公園内にある市緑化センターで開催した。
親子連れなど24人が参加。ピィパーズの苗の育成や挿し木の方法、粉末こしょうの作り方などを学んだ。
ピィパーズは、八重山地方で八重山そばやジューシー、ポーポーなどを食する際に用いられる。ピィパーズを生かす会は2006年、八重山出身者を中心に結成。食用のほか壁面緑化などにも生かせるとして、普及に努める。
山城会長は「薬草、食用となるピィパーズは八重山地域の宝物だ。グリーンカーテンとしても最適であり、小さな島おこしとして広めていきたい」と語った。
会は14日と8月4日、同11日にも講座を市緑化センターで開催する。参加者を募集している。苗や混合土材料費などで受講料千円が必要。問い合わせは西表(電話)090(3198)1571。