オスプレイ、日本へ出港 追加配備12機


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 【東京】米軍普天間飛行場に8月上旬、追加配備される予定の米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機を積んだ米国の民間運搬船が現地時間の15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州サンディエゴから日本に向け出港する。

 昨年10月の初配備と同様、オスプレイを輸送するとみられる民間運搬船「GREEN RIDGE(グリーン・リッジ)」が15日午前(現地時間)、サンディエゴの港に到着した。28~31日に山口県の岩国基地(岩国市)に到着し、機体整備やテスト飛行後、8月上旬に普天間飛行場に飛行する予定。追加配備が完了すれば最初の12機と合わせて24機になり、CH46中型輸送ヘリコプターとの交代計画が完了する。
 仲井真弘多知事は「安全性への懸念が払拭(ふっしょく)されていない」として追加配備の中止、配備済みのオスプレイの県外分散配置を政府に求めている。
 米軍は最初の配備の際もカリフォルニアから民間運搬船で岩国に輸送。10月1日から順次、普天間飛行場まで飛行させ、配備を完了した。