【沖縄】沖縄市中央の一番街商店街にある「みやぎストア」(宮城良市代表)は5日から、「北の味覚」が楽しめる北海道の常設物産展を店内にオープンした。
水産加工業者や農家でつくる南北海道地産物流協同組合(本店・北海道森町)の協力を得て実現。同組合による県内常設店は初の試みで、関係者は沖縄市と北海道の物産交流を通した地域活性化に期待を寄せる。
きっかけは、同組合が初出店したことし1月の沖縄市産業まつり。宮城代表は行列のできる同組合のブースに注目。「道南の幸」の味に感動した宮城代表は、常設店の開設を模索した。まつり出店を主導した北海道森町の渡島信用金庫と沖縄市のコザ信用金庫が信金ネットワークを駆使して連携・支援し、今回のオープンにこぎ着けた。
同ストアの売り場面積約150平方メートルのうち、3分の1を使い、道南から産地直送の毛ガニやホタテ、ホッケなどの海産物のほか、日本酒やしょうゆ、つまみなど約50品目を販売。5日から7日までの3日間は、オープンを記念して特別物産展を開催。北の味を求めて多くの客が訪れた。
協同組合を通して、沖縄の物産を北海道に売り込む取り組みも仕掛ける。宮城代表は「新鮮な北海道の海産物が手に入る県内唯一の常設物産展だ。産地直送を売りに、中部のみならず全県から客を呼び込み、一番街の活性化に貢献したい」と意気込みを語った。
問い合わせは、同ストア(電話)098(937)3625。