基地、経済に審判 参院選きょう投開票


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 第23回参院選は21日投票が行われ、即日開票される。沖縄選挙区(改選数1)は届け出順に幸福実現党新人で団体職員の金城竜郎氏(49)、無所属新人の新島メリー氏(67)、自民党新人で社会福祉法人理事長の安里政晃氏(45)=公明推薦、社大党委員長で現職の糸数慶子氏(65)=生活、共産、社民、みどり推薦=の4人が立候補し、全県で激しい選挙戦を展開してきた。

憲法改正や消費税増税の是非、安倍政権の経済政策などを争点に、米軍普天間飛行場の返還・移設問題でも活発な論戦を展開してきた。選挙運動最終日の20日、4候補は最後の訴えを行い、17日間の選挙戦を締めくくった。
 投票は繰り上げ投票を行った竹富町を除く40市町村で、一部地域を除き午前7時から午後8時まで行われる。開票はほとんどの市町村で午後9時に始まり、沖縄選挙区は同10時半までには大勢が判明する見通し。
 来年の名護市長選や県知事選の前哨戦と位置付けられており、安里陣営は与党の議席奪還、糸数陣営は野党の議席死守を掲げ、全面対決の構図となっている。
 安里、糸数両氏は与那国への自衛隊配備などでも主張の違いが鮮明となっている。3日現在の有権者数は111万501人(うち3970人は在外有権者)。
 安里氏は那覇市牧志での打ち上げ式で「沖縄が日本を引っ張り、子どもたちが勇気と誇り、夢と希望を持って生きていける世界をつくっていく」と訴えた。
 糸数氏は那覇市おもろまちでの打ち上げ式で「今こそ大事な平和の1議席だ。これ以上の県民だましは許せない。沖縄からノーの声を上げていこう」と訴えた。
 金城氏は宜野湾市大謝名で、新島氏は那覇市の県庁前広場で最後の訴えを行った。

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