600年の伝統「アミシの御願綱」 小学生も参加、綱打ち


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綱引きに使用する綱を作る区民ら=14日、南風原町津嘉山公民館

 【南風原】南風原町の津嘉山区で14日、旧暦6月26日に当たる綱引きに使用する綱を区民総出で作る綱打ちが行われた。
 ことしは、津嘉山小学校から約100人の児童が参加した。初めて参加した児童は「綱が手について大変だったが友達と楽しみながら作れた」と話した。

 同区の金城計邦区長は「津嘉山のアミシの御願綱は600年の長い歴史がある。子どものころから地域の活動に参加することで伝統継承にもつながる」と話した。
 同町では旧暦6月15日のウマチー、25日のカシチー、26日のアミシーを中心に、多くの集落で豊作と集落の安全を祈願し綱引きが行われている。
 綱引きは8月2日午後6時半ごろから津嘉山幼稚園園庭で行われる。
(金城悠通信員)