地域のお年寄りと交流 南風原高校郷土芸能コース


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お年寄りらとカチャーシーで交流する生徒=18日、南風原町の喜屋武集落センター

 【南風原】南風原高校郷土芸能コースの生徒と南風原町の喜屋武、照屋、本部、第一団地の4区に住むお年寄りとの交流会が18日、喜屋武集落センターで開かれた。

3年生の生徒ら24人が「かぎやで風」「古武術」「谷茶前」をはじめ創作舞踊「夢南瓜」や童話「大きなかぶ」を沖縄版にアレンジした舞踊劇「まぎさるチデークニ」など多彩な演目を披露し、参加者から盛んな拍手が送られた。
 交流会は同コース3年生が校外学習として、授業で学んだ成果を発表する機会として催された。地域からは約70人のお年寄りらが参加し、生徒たちの熱演を楽しんだ。
 舞台の後は、南風原カボチャそばなどを一緒に食べながら交流を深めた。
 喜屋武区の大城千代さん(88)は「きょうを楽しみにしていた。生徒たちが一生懸命やっていたので良かった」と目を細めた。
 舞踊劇を演じた平良順一郎君(17)は「3年間の集大成として舞台に臨んだ。地域の皆さんが喜んでくれてうれしい」と話した。