地域一体 ラジオ体操 今帰仁・天底


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ラジオ体操に汗を流す児童と天底老人会のメンバーら=18日、今帰仁村の天底小学校

 【今帰仁】正しいラジオ体操を伝え丈夫な体づくりを進めようと、今帰仁村立天底小学校(座間味靖校長)は週2回、県立芸術大学名誉教授で沖縄地方ラジオ体操連盟の浦崎猛会長=同村湧川=の直伝による朝のラジオ体操に取り組んでいる。

16日からは天底区老人会(与那栄康会長)のメンバーも加わり、地域で健康づくりに励んでいる。
 ラジオ体操は毎週火曜と木曜、同校グラウンドで実施。現在、夏休みのラジオ体操を行う地域が少なく、運動会などでラジオ体操がうまくできない児童が多いという。また長い夏休みの生活リズムを整えるのも目的となっている。
 浦崎会長はことし3月から、児童のリーダーへのラジオ体操講習会なども開き、体操を指導している。浦崎会長は「ラジオ体操は今見直されていて、正しくやると600の筋肉を動かすことができ、脳も活性化させる。心身共に健康で丈夫な身体をつくろう」と語り、動作を解説して児童らに分かりやすく教えた。
 模範演技を行う川満汐音君(6年)は「体育委員長として、みんなの手本となるよう頑張る」と笑顔で話した。座間味校長は「教諭らからは、ラジオ体操後の学習に集中が高まるという良い反応も聞こえてくる。効果は上々だ」と喜んだ。(新城孝博通信員)