アメリカのオバマ大統領は12日、台湾の国際民間航空機関(ICAO)加盟を支持する法案に署名した。
これに対し中国政府は、台湾の国際機関加盟は中台間で協議するべき問題だとして、第三国の介入に不快感を示している。
台湾はICAOに加盟していないため、空路や規定の変更などに関する情報がなく、台湾を経由する航路の名称変更を把握していなかったため、管制官が外国機の上空通過を拒否する事故などが起きていた。
台湾が2009年、「中華台北」の名称でオブザーバーとして世界保健機関(WHO)に加入した際も米政府の支持が大きく影響した。ICAO加入には会員国全体の5分の4の同意が必要であり、台湾政府は引き続き他国との交渉を進めるとしている。